食材が素材に

食材と素材の関係性

生きていく上で必ず必要な”食”と私たちの身の回りにある物について考えていきます。現在、食品廃棄量の増加は世界的な問題となっています。日本では年間約2800万トン、世界では年間約13億トンも廃棄されています。それらは本当に全て捨てられてしまうべき食べ物だったのでしょうか。実際に有効活用されているものを紹介していきます。

私たちは毎日ご飯を食べて生きています。昨日食べたあの食材が、実は食べること以外にも使われているって知っていましたか?実はあなたのすぐ側に、そして手に取っていたかもしれません。

食べるだけじゃない

食べるだけじゃない、こんな使われ方もしています。

おやさいクレヨン

もったいない野菜「食べられるのに規格外で廃棄されるもの」出荷時にカットされる部分、で作られたクレヨン。主原料は液体状の米油と固形のライフワックス。子どもが誤って口にしてしまっても安心。きゃべつ、にんじん、ごぼう、いつも食べるあの食材で絵を描いてみてはいかがでしょう?

本来なら捨てられてしまう野菜を使用している点は環境にも優しくなっています。

おやさいクレヨン | お米と野菜から作られた安心安全なクレヨン

「おやさいクレヨン」は「お米」と「お野菜」からできたクレヨンです。 万が一、 口に入れても安全な素材だけで作られています。 JIS規格に沿った製造工程により作られ、さらに世界で一番厳しい検査と言われる欧州規格の玩具の安全性 EN71-3:2013(Safety of toys Part 3 2013)という試験をクリアし、安全証明書も取得しています。 ※JIS規格はクレヨンの強度などの基準となる検査項目です。

FOOD TEXTILE

ファッション業界から廃棄素材を再活用するプロジェクト。

こちらも本来廃棄されてしまう野菜やコーヒーの殻などを色の素材として活用しています。レタス、ブルーベリー、柿、コーヒーなどを使用し、本来の色とはまた少し違った優しい色合いの衣服が特徴です。地球にも人にも優しいプロジェクトです。

FOOD TEXTILE

Summary of project Interview of background 現在、食品廃棄量の増加は世界的な問題となっています。日本では年間約2800万トン、世界では年間約13億トンも廃棄されており、その中にはまだ食べられたはずの食品も多く含まれます。 ただ捨てられていくものを、生まれ変わらせることで、 “食”を中心とした衣・食・住の生活シーンをファッショナブルに楽しむ ファッション業界から食品廃棄物を再活用するプロジェクト ABOUT US Copyright © TOYOSHIMA & Co., Ltd. All Rights Reserved.

食べれる器 ”イートレイ”

こちらは少し、別の角度から見てみます。焼きそば、たこ焼き、町おこし企画、B -1グランプリなどイベントを行った際に大量に排出されてしまうゴミ。もし、トレーまで食べることができたら…そんな夢を叶えた商品です。最後まで美味しく、楽しくなります。プラ製のゴミを減らすことは重要だと思います。

食べれる器(イートレイ)販売サイト-丸繁製菓

日頃から弊社ネットショップをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。 4月29日にテレビで放送していただきました影響で大変多くのご注文を頂いております。 ご注文を頂きましたお客様へは多大な感謝と共に商品到着遅延のお詫びを申し上げます。 只今の発送状況は、ご注文日より3週間ほどお時間が掛かっております。 大変ご迷惑をお掛けし申し訳ありませんが、ご理解のほど宜しくお願いいたします。 …

トウモロコシ由来のプラスチック iiwan

地球に優しい植物由来樹脂が素材に。iiwanの子ども用食器はトウモロコシからできており、廃棄しても土にかえるエコな素材。小さな子どもの危なげな手元をしっかり支え、柄やカラーバリエーションで想像力を養い、楽しく食事ができます。安心な素材でできているため育児を楽しむことができます。

iiwan

iiwanオフィシャルサイト|かけがえのない子どもの「はじめて」の食事を、親子一緒に、かわいい!うれしい!たのしい!と感じてもらえる子ども食器iiwanのオフィシャルサイトです。安心素材でできていて、なおかつ子どもの五感に響くデザインのiiwanは、出産祝いやお食い初め祝いに選ばれています。

バイオマスプラスチック

バイオマスプラスチックとは

石油を使わずに再生可能な植物などを原料に作られたプラスチックのこと。と言っても種類は様々でバイオマスプラスチック全てが解自然の環境で分解される訳ではないのです。今回はとうもろこしにスポットを当て、紹介していきます。

▼ポリカーボネート(強度・耐熱性・汎用性などで圧倒的に優れる)の良い部分と、“プラスチックの女王”のアクリル樹脂(見た目が美しく透明性が高い)の良い部分を引き継ぐ新素材 。

(1)ガラスの代替に使えること 

(2)塗装が必要ないこと 

(3)黄色く変色しないこと 

(4)とうもろこし由来のバイオマス素材であること 

https://diamond.jp/articles/-/133225

とうもろこしは世界的に見ても大量生産されており、また、実の部分だけではなく、芯の部分も原料として使える可能性があります。 

▼“トウモロコシメディア”


ポリ乳酸とは、トウモロコシなどのでんぷんから合成されるプラスチック。現在CDやDVDの素材として使われているポリカーボネートは石油から製造されていますが、ポリ乳酸はでんぷんから製造するので、温室効果ガスの増加抑制や石油消費量節減などにつながります。

https://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0412/09/news097.html

バイオマスプラスチックは環境に配慮する反面、コストがかかかってしまう部分もあります。

私たちができること

ゴミの削減、環境問題へと繋がっていきます。地球上の大きな問題があっても、一個人ができることは些細なことです。少しでも楽しくなるようなものを紹介していきました。食品、食材から生まれる色や製品。私たちの周りには多くの食材があふれています。ゆえに廃棄されてしまうものも多くあります。考え方の変換、デザインをすることで楽しく、環境について考えることができます。食べることは生きること。身近に感じながら、日々問題に目を向けていくことが大事だと思います。

これらが少しでも当たり前になっていくことで食を通し、環境問題の改善を身近に感じることができるようになっていくのではないでしょうか。